家帰ってスーツを脱ぐと、べっとり口紅やファンデーションが付いていてショックを受けているあなた。
女性は自分の口紅やファンデーションが付いたり、男性は同僚や他の女性の口紅やファンデーションがいつのまにか付いていた、なんてことよくありますよね。
私がよくあるのが満員電車の中、これから一日外で活動するのに、朝から人の口紅やファンデーションが着くとテンションが下がってしまいます。
そんな困った時のために、口紅やファンデーションの落とし方をまとめていきたいと思いますので、是非参考にしてみてください。
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汚れの種類:口紅とファンデーション編
汚れの種類は、大きく分けて3種類ございます。
- 油性
- 水性
- 水性&油性
それ以外にも、実は落とせない汚れとして、インク・泥はねなどもありますが、今回の口紅やファンデーションはこの中でいうと油性の汚れになります。
女性の方には落ちにくい口紅とかもありますので、そういうものを使うと、衣服に付くことも少ないないのではないでしょうか?
油性の汚れといったら他に何を思い浮かべますか?油性の汚れをイメージするのは結構簡単ですね。食べ物の油だったり、襟などに付きやすい皮脂だったり。
今回は口紅やファンデーションということで、油性の汚れの落とし方をご紹介してまいります。しかし、この対応は生地によってダメージを受けることになるので、先に確認をしていきます。
その見分け方を先にご紹介いたしますので、一度ご自身のスーツを御覧くださいませ。
家での洗濯できるスーツの見分け方
まずは洗濯タグを見てみましょう。
そこに家で洗濯可能のマークがついていれば、これからご案内する応急処置もすることができます。
タグを見て自宅で水洗い可のマークがついていたら洗濯できますが、クリーニングに出さないといけないものの洗濯や処置は、できないことはないですが自己責任になりますので、注意しておきましょう。
応急処置やNGの処置は?
応急処置と言いますが、道具がないうちは触らないほうが良いです。
なぜなら、油汚れなので水で濡らすだけでも、後にキレイに落ちなくなってしまうからです。どっぷり付いてしまっているのなら、上からティッシュでそっと押さえるくらいにしておきましょう。
もちろん、こすりつけたり、おしぼりで拭くのも避けてください。
私はついてしまったらなにもせずにクリーニングに出すことが一番と思っていますが、現実どうしても今落としておかないといけない!という状況もあります。
ここから書きます落とし方は、自己責任になりますので、それでも大丈夫という方のみお試しください。
口紅・ファンデーションの落とし方
油性のシミといったら、口紅やファンデーションの他に食事の脂や皮脂などです。
まずはこれからご案内するシミのとり方を、そのスーツが色落ちしないかどうかをその服の目立たないところでお試しください。
まず、使うものを紹介いたします。
固形石鹸か中性洗剤を使った落とし方
- ガーゼ(無い時はハンカチなどで対応してください)
- 中性洗剤か石鹸
①固形石鹸か中性洗剤をガーゼに含ませ、たたいて汚れを溶かしましょう。
②シミの上から中性洗剤を含んだガーゼをトントンと優しく叩いて、汚れを溶かした後、洗濯をします。濡らしたところが薄いシミになって広がったり、色が変わる可能性がありますので、注意してください。
※洗濯できないスーツの場合は、石鹸や洗剤が残らないようにその部分だけ水を含んだタオルで叩いていきましょう。
クレンジングオイルを使った落とし方
クレンジングオイルを使ったシミ抜きは、衣類が乾いている状態で行います。オイルですので濡れていると水がオイルを弾きシミ抜きがうまくいきません。
- クレンジングオイル
- 乾いたタオル
- 綿棒
①シミ部分の裏側にはタオルをあてて、クレンジングオイルを綿棒に付けます。
②綿棒で、シミの外側から内側に向かってクレンジングオイルを塗っていきます。この時に決して擦らないように気をつけてください。
③またシミ全体が隠れるように広めに塗ると、色素が広がるのを防げます。生地を軽くポンポンと叩くようにしながら、オイルを生地に馴染ませましょう
④シミが浮き上がったら、ぬるま湯36℃くらいのお湯をシミ部分に少しかけて、軽く揉みます。オイルが白く乳化したら、お湯でシミの箇所を濯ぎます。
⑤食器用洗剤をシミの箇所に少量垂らし、もう一度綿棒で叩くように汚れを落としていきます。ぬるま湯もしくは水で濯いだら、雑巾絞りをしないようにしましょう。
※私は乾いたタオルでしばらく挟んで乾かします。
その処理で口紅はだいたい落ちると思います。家に帰ったら、タグを見て家で洗濯か、クリーニングに出すことをしましょう。
まとめ
この方法で口紅はほとんど取ることができます。
しかし、もし見た目が目立つようでしたら、クリーニング業者に持っていくことをおすすめいたします。