博士
面倒なこたつ布団の片付けから逃げ続けて、気付けばもうすぐ梅雨時期。なんて経験ありますか?・・・それはかなりのズボラさんですね。
・そもそもこたつ布団の片付け方ってある?
・こたつ布団はクリーニングに出せるの?
・宅配?クリーニング?って、何?
ズボラさんが慌ててこたつ布団をクリーニングに出したくなるような「こたつ布団に潜む汚れ」についても解説しています。
- 参考:布団クリーニングおすすめランキングを見る
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こたつ布団をクリーニングに出すべき理由
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- 汚い
- 臭い
汚い(1シーズンの汚れ)
汚れたままのこたつ布団には、飲みこぼし・食べカス・シミ・汗・フケ・皮脂・ダニ・カビ・ヨダレ・鼻水・垢・湿気などが大量に潜んでいます。家族が多い方なら×人数分の汚れが蓄積しているでしょう。
これらの汚れが染み込んだままクリーニングに出さずに片付けるとどうなるか、お分かりですよね?カビが増え、黄ばみを生み出し、次のシーズンで使うときには嫌な臭いで充満しています。
博士
月日をかけて増築してきた目に見えない汚れたちはこたつ布団の奥深くまで染み込み、残念ながら1度天日干ししただけでは簡単に汚れを落とすことが出来ません。
臭い(微細な虫がいる)
こたつ布団で起こるさらに恐ろしいことは、ミリサイズよりも小さな害虫が発生することです。例を挙げると、ヒメマルカツオブシムシという布を食べる害虫が存在します。
ヒメマルカツオブシムシという害虫は1ミリくらいの目に見える大きさの害虫なのでこたつ布団にいたらすぐわかると思いますが、気持ち悪いことにこの害虫は大量発生します。
さらに目に見えないくらい小さなダニや害虫がうまれることで、こたつ布団と一緒に収納している衣類や押し入れそのものは虫の住処となり、家に滞在してしまうことになるのです。
こたつ布団を洗濯/コインランドリーで洗うデメリット
博士
こたつ布団を洗濯する、と言っても正しい洗濯の仕方ってご存知でしょうか?まずはお家にあるこたつ布団の洗濯表示を確認するところから始まります。手洗いなのか、洗剤は使えるのか、乾燥機はNGなのか、など。
こたつ布団を衣類と同じように家庭用の洗濯機で洗おうとするのは、おすすめしません。
洗濯機で洗うデメリット
- 優しく丁寧に洗う洗濯機では汚れが落ちにくい
- 漂白剤を使うと色落ちする可能性がある
- 脱水しすぎるとこたつ布団が傷む
- 生乾きだとさらに雑菌が増殖する
- 家庭用の洗濯機では脱水が弱い
そもそも家庭用の洗濯機にこたつ布団が入らなければお話になりません。こたつ布団を干す場所を確保しなければならないし、こたつ布団が入る大きさの洗濯ネットが必要です。
博士
コインランドリーで洗うデメリット
- 中綿が飛び出す可能性がある
- こたつ布団を持ち運ぶことが手間
- こたつ布団そのものを傷めてしまう
- 失敗しても自己責任(買い換え費用発生)
こたつ布団の洗濯から乾燥まで1日で終わるので、自宅洗濯でのデメリットを解消できるように見えるのですが、こたつ布団が傷んでしまっては元も子もありません。
「じゃぁこたつ布団はどうやって洗えばいいんだよ!」という方におすすめしたいのが、全ての問題がスッキリ解決する宅配クリーニングというサービスです。
こたつ布団クリーニング料金相場
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洗濯方法 | 料金相場(1枚の平均) |
自宅 | 水道代+電気代 |
コインランドリー | 1,000~2,000円 |
クリーニング店 | 2,000~3,000円 |
宅配クリーニング | 3,000~4,000円 |
自宅での洗濯はほぼ0円ですが、確実にキレイに雑菌を落とせたか確かめる方法はありません。
コインランドリーとクリーニング店に関しては地域差によって変動があり、こたつ布団のサイズや素材によっては追加料金が発生し、相場より割高になる可能性もあります。


店舗へ持っていく持ち込み型か宅配クリーニング型どちらがいいか
博士
こたつ布団のクリーニングには、お店までこたつ布団を持っていく「持ち込み型」と、こたつ布団を宅急便で送る「宅配型」があります。それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット | デメリット | |
店舗 | ・配送料がかからない ・対面なので口頭で相談できる ・自分のタイミングで受け取れる | ・持っていくのに車が必要 ・汚れによっては料金が割高になる ・こたつ布団は受け付けていない所もある |
宅配 | ・職人(プロ)に依頼できる ・自宅で配送、受取ができる ・防カビなどのオプションが選べる ・こたつ布団を運ぶ手間がかからない | ・費用がかかる ・業者によっては送料が自己負担になる ・クリーニングの仕上がりに時間がかかる |
どちらも同じような数のメリットとデメリットがあります。店舗型は、自分の空いた時間や好きなタイミングで受け取りに行けることが大きなメリットでしょう。
クリーニング店の場合でも家まで集荷に来てくれるお店もありますが、宅配のようにすぐに来てもらえるわけではありません。
宅配クリーニングは、こたつ布団を配送キットにつめるだけですぐに配送業者が集荷に来てくれます。さらにまとめて出すと合計金額が安くなることもあるのでクリーニング店より安く済む場合もあります。
こたつクリーニングの最適なタイミングと頻度
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こたつ布団を5月頃まで出しているご家庭は少ないと思いますが、クリーニング店の繁忙期がちょうど3月~4月下旬です。この時期にこたつ布団を出すと料金が割高になったり、仕上がりに時間がかかってしまうことがあります。
- 自宅近くのクリーニング店に出す方は5月頃
- 宅配クリーニングに出す方は春頃
が、ベストです。宅配クリーニングはまだ認知度が低いうえに“布団専用の宅配クリーニング”もあって繁忙期でも通常料金のままです。
「こたつ布団はまた使う前に洗濯すればいいや」と思ってそのまま押し入れに片付けるのは本当に辞めましょう。汚れは月日がたち染み込むほど落ちにくくなるため、クリーニングは早い方がいいです。

こたつ布団におすすめクリーニング3選
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- 布団リネット(宅配のみ)
- しももとクリーニング(宅配のみ)
- ホワイト急便(店舗と宅配)
- 白洋舍(店舗と宅配)
布団リネット
初めて宅配クリーニングを利用される方におすすめなのが、布団リネットです。名前の通り布団専用の宅配クリーニングなので、料金システムもかなりシンプルでわかりやすく
- 布団1枚8,800円
- 布団2枚11,800円(5,900円/枚)
- 布団3枚12,800円(4,267円/枚)
- 布団4枚14,800円(3,700円/枚)
と、布団の素材やサイズにかかわらず枚数を出せば出すほど安くなります。こたつ布団をクリーニングに出すついでに、冬用の掛け布団も一緒に出すとお得ですね。
NG:マットレス、破損や嘔吐物がある物、電気毛布類、ビーズ類
しももとクリーニング
業界ナンバーワンのしももとクリーニングは、他店でほとんど対応していない嘔吐物やオネショ汚れに対応している唯一の布団クリーニング業者です。
人気の理由は、納期の早さにもあります。宅配クリーニング店の多くは布団が手元に返ってくるまで2~3週間前後かかるのですが、しももとクリーニングは3日前後で布団を丸洗いしてくれるので約1週間でフワッフワになって返ってきます。
1つだけデメリットとしてあげるなら、防カビ対応していないことです。しかし、少し言い方を変えれば「防カビ対応していないけど、業界ナンバーワンを誇る人気」なのです。
ホワイト急便
ホワイト急便は全国に7,000店舗も展開している日本最大のクリーニングチェーン店です。自宅近くに店舗がある方も多いのではないでしょうか。
ホワイト急便の利用方法は「店舗持ち込み型、宅配クリーニング型、集荷型」の3種類から選べます。宅配クリーニングを利用する場合、こたつ布団1枚だけでは利用できません。
布団3枚1セット13,000円の中の1枚をこたつ布団にしなければいけません。店舗持ち込みの場合でも地域によって価格が違います。
白洋舍
ホワイト急便には劣りますが、白洋舍でも布団クリーニングに対応しています。ホワイト急便と同様に「持ち込み型、宅配、集荷」から利用できます。
ただ料金システムが複雑なうえに、少し割高で納期も3週間前後かかるのであまりおすすめしません。
こたつ布団クリーニングの仕上がり日数
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こたつ布団と一緒に出した布団の枚数や、繁忙期によって多少前後する可能性はあります。
納期の目安
- しももとクリーニング ⇒ 1週間前後
- 布団リネット ⇒ 最短で10日前後
- ホワイト急便 ⇒ 約2週間
- 白洋舍 ⇒ 約3週間
こたつ布団をクリーニングに出すときの注意点
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こたつ布団の洗濯マークと素材は必ずチェック
こたつ布団の洗濯表示は必ずチェックして下さい。宅配クリーニング業者によっては対応していないことがあります。
対応していない素材なのに送ってしまった場合は、往復の配送料を請求される場合が多いので、配送料が無駄にならないよう最初に必ず確認しておきましょう。
他にも家の布団を出すと割引
先ほど紹介した布団リネットのように、こたつ布団だけでなく掛け布団や敷き布団と一緒にまとめて出すと安くなることが多いです。
こたつ布団1枚だけを宅配クリーニングで利用すると、割高になるので注意して下さい。
こたつ布団のクリーニングまとめ
- 1シーズン使ったこたつ布団は雑菌だらけ
- 洗濯機やコインランドリーは布団が傷む
- こたつ布団はクリーニングで清潔を保とう
- 初めての宅配クリーニングなら布団リネット
まだ宅配クリーニングという認知度が低いので「本当に大丈夫なの?」と警戒する方もいらっしゃるかと思いますが、外出ができない昨今を考えるとこれからはもっともっと宅配サービスが増えていきます。
「冬になると子供が咳をする」、「コタツに入ると鼻水が出る、痒くなる」などの症状がある方にもぜひ1度、宅配クリーニングを試していただきたいです。症状が改善するきっかけになるかもしれません。
宅配クリーニングはそれなりの費用がかかりますが「家族の健康を守る」という視点で考えると、大事な費用だと思っています。ぜひプロの仕上がりの“ふわふわキレイ”を体感して下さい。


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